生かすノート

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【書評】未来は、えらべる!(ダリル・アンカ、本田 健 著)

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未来は、えらべる!(ダリル・アンカ、本田 健)

お金と幸せについての複数著書のベストセラー作家、複数会社の経営者でもある本田健さんと、300年未来の惑星・エササニ星の宇宙人バシャールの対談形式の本。2010バージョンのメッセージ内容ですが、バシャールの本質は変わらず、今でも色褪せない内容であると思います。

1.書籍の紹介文

願望実現やワクワクすることに関しては、他のバシャール本と似た内容ではあるものの、この本では「観念」についての言及が多く、自分が持ってる観念を認識するのにとくに役に立つなと思いました。(観念=エゴのことだと思います)

魂・意識の変化のためには、自分の持ってる観念やエゴの理解が重要になってきます。

ある観念を見つけて、一時は手放せたと思っても、じつはまだ見つけられてなかった関連の観念が存在するせいで、手放すのを困難にしていたということもあるんだなと思えたのが収穫です。

結局、バシャールもエイブラハムも、セスも、同じことを言ってるなぁと思いました。本質的には同じことを教えてくれている。

2.【要約】15個の抜粋ポイント(書籍の引用)

  • 22 ワクワクにしたがって行動することによって、自分が持つ古い観念システムが表面意識に出てくる

  • 29 健: 好きなことをして、自由に暮らしていることに対して、不思議な遠慮があります。
    バシャール: 単純に「家賃を払うのに十分な収入があります」と言う代わりに、なぜ「今のところは」と言う条件付けをするのですか。
    健: おっしゃる通りです。はい、僕は大好きなことをやって、幸せに豊かに生きています!

  • 57 「この感情を持つために、自分はどんな観念を持っていなければならないのか」そうやって、自分で聞き、一つ一つ理解していけばいいのです。

  • 63 全般的なテーマは生まれる前に決まっています。例えば、今地球に生まれてきている人々に、はっきりと共通している全般的なテーマは、変容やスピリチュアリティー、意識の拡大です。

  • 78 1日に5回も交通事故に遭遇してしまうような現実を作っている人は(中略)「自分は破壊することができない存在である」と言うことを、非常に創造的な方法を使って自分自身に見せているのかもしれません

  • 79 出来事は全て中立で、何も意味を持ちません。

  • 83 ポジティブであろうがポジティブであろうがネガティブであろうが、ある人がある決断本当にすれば、それが実現してしまうのです。ですから、本当の決断、決心が必ずポジティブと言うわけではありません。

  • 87 物質次元で何かを実現したかったら、どんなことでも、1回だけ15分集中すれば十分です

  • 90 地球人は、たいていこのように教わってきました。「ある観念を特定できたとしても、何か具体的な行動しなければ変えることができない」と。(中略)でも実は、「自分はこんな観念を持っているのだ」と気づくのは、変化のプロセスの終わりなのです。

  • 91 「こんなネガティブな観念を持っている」と気づけば、その観念を、あなたはもう手放しているのです。

  • 155 許すからといって、相手の行為をよしとするわけでも、その行為に対する相手の責任がなくなるわけでもありません。「責任」と「許し」は、別のものです。

  • 161 あなたが人を変えるのではなく、すでに変わった人々がいる周波数の世界に、自分がシフトしていくのだ

  • 191 健: この世界は、自分たちがこういう世界になってほしい、あるいは、こう言う世界を選択したいと思った通りにできている映画のようなものですか?
    バシャール: そうです。いま、みなさんが見ているのは、「自分が現実だと信じているもの」の反映です。

  • 217 最大限に自分自身を生きること。それが(地球上に生まれる)目的です。どのようにしてやるかは、人それぞれです。でも、最大限に自分自身を生きることが、みなさん全員にとって究極の目的なのです。

  • 220 バシャールは、2012年頃から、パラレル・ワールドの文化が始まると語っています(中略)ぼくのイメージでは、2013年にパートナーが急に消えるというわけではなく、最高のワクワクで生きる自分の隣には、最高に生きているバージョンのパートナーがいるのではないかと思います。

「関連しあっている観念」の見つけかた


この「関連しあってる観念」を見つけるプロセスがとても重要で、非常にわかりやすかったので長めの引用です。

自分も普段似たようなことがよくあって、ひとつ観念を特定して手放せても、手放せたはずなのになんだかずっと解決しないような引っかかった気持ちになることがありました。バシャールが言うには、まだ関連した別の観念が存在するってことなんですね。なんと、「この観念を手放すのはNGだ」という観念を持っていることもあるとは。これは今まで気づけなかったポイントでした。

98 (具体例)
その女性が「自分が好まない観念を父親からもらった」と気づいたとしましょう。しかし、彼女はまだ「自分は別の観念も持っている」ということには気づいていないのです。
彼女が気づいていない観念の中身は、こんな感じかもしれません。
「自分の好まない観念を父親からもらったと気づいても、決して手放すことはできない。なぜなら、「その観念を手放してしまったら、父親に対して敬意を払っていないことになるから」「もらった観念を手放すことが父親に対して非礼にあたる」という観念のほうが強ければ、そして、父親に対して非礼にあたることはしたくないという思いのほうが強ければ、彼女は父親からもらった観念を手放しません
その構造に気づいていないので、なぜまた自分が同じ観念を選んでしまうのか、彼女には理解できないのです。
だからこそ、観念の構造を知ることが必要になるのです。
ネガティブな観念は、その観念のいろいろな側面を強化するために、別の観念を利用します。そこにいわゆる悪循環が生まれます。
ある観念に気づいたのに、まだその観念を選び続けていること自体は、実はプレゼントです。それは、「あなたにはまだ気づいていない別の観念がありますよ。その観念を見つけなさい」と教えてくれる《贈り物》なのです。
彼女は、自分が気づいていない観念に全部気づくまで、自分がどんな観念を持っているか見つけ続ければいいのです。

3.【実践】3個の行動ポイント

  • 自分が持ってる観念を認識する
  • ワクワクに従う
  • 実現したいことに15分集中(執着はしない)

4. ひとことまとめ

自分が持っている観念を見つけて、手放していく

5. この書籍の情報

  • 【書籍名】未来は、えらべる!
  • 【著者名】ダリル・アンカ本田 健
  • 【出版社】ヴォイス
  • 【出版日】2011/07/25
  • 【ページ数】240ページ
  • 【目 次】
    • まえがき
    • 第1章 大好きなことの見つけ方、ワクワクの方法
    • 第2章 運命は、変えられる
    • 第3章 お金と豊かさについて
    • 第4章 ソウルメイトとコミュニケーションについて
    • 第5章 私たちの未来、分離していくリアリティ、2012年
    • 巻末コラム
    • あとがき
  • オススメ度】★★★★☆