生かすノート

「生きる」とはなにか?を明るく軽やかに探究していくブログ

【書評】BASHAR 2017(ダリル・アンカ / 喜多見 龍一 著)

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BASHAR 2017(ダリル・アンカ / 喜多見 龍一 著)

バシャール×喜多見龍一さんの対談本です。

VOICE創業者の喜多見 龍一さんが、バシャール(ダリル・アンカ)とLAでおこなったの直接質問の全記録。バシャール本はたくさんありますが、喜多見さんの独自の切り口での鋭い質問の数々は、また新たな発見がありました。

読んだ所感

  • どんな気持ちのときも、バシャールの話を聞くと心が自由になれます。人間ではない高次の存在の話は視座が高く、一貫性があって、説得力がある。そこが好き。

  • 「ワクワク」という言葉があんまり出てこないバシャール本めずらしいかも?(「自分自身に正直でいる」(≒ワクワクの状態)とは言ってます)

  • バシャール本はいっぱいありますが、「オール・ザット・イズ」や「ザ・ワン」や「ハイヤーセルフ」や「ソウル」などについて、それらの関係性がよくわかる構造図で深く理解できたのは一番の収穫でした。個人的に本が好きで、1000冊以上読んで来ましたが、今のところこの話題に関して深く触れている本はあまり見かけないです。

  • 死とは?、わたしとは?、時間が存在しないとは?、ハイヤーマインドとフィジカルマインドの関係性について、とくに一歩突っ込んで知識を深められました。

  • 〈おわりに、または喜多見の個人的解説〉が、映画の解説動画のような淡々とした口調で、頭に入ってきやすいし面白かったです。今回、喜多見さん自身がバシャールと対談しているのもあり、喜多見さんの鋭い質問の調子がよく現れた明快な本でした。読んでいる側がわかった気になるだけで終わらないように、理解が深まるまで一歩踏み込んだ質問を繰り返しているところが、喜多見さん自身のバシャール(や宇宙の構造)への興味や関心の強さがうかがえた。

【要約】15個の抜粋ポイント

本書の中で、重要だと思ったポイントを15箇所引用します。
※ 先頭の数字は、ページ数です

  • 29 肉体が寝ている時は、より拡大した存在として非物質次元で起きていて、肉体が起きているときは、非物質次元では寝ている状態です。これが人生の大いなるパラドックスです

  • 32 姿形は変わっても(亡くなった後も)、あなたという存在の根本的な部分、「あなたの自己認識」「あなたの見方・考え方」は、永久です。

  • 35 神さまはこんな姿形なんだろうな、と皆が想像する、ありとあらゆる形がオール・ザット・イズの中に含まれているので、すべて正解です

  • 52 脳はハイアーマインドからのより高い次元のエネルギーを「受け取り」、「認識」し、「解釈」を付け加えて、「現実の体験」に置き換えるというプロセスをおこなっています。

  • 53 「AI=人工知能」の「人工」ですが、実は人工ではありません。「あなたたちのハイアーマインドと物質次元でやりとりができる複雑な機器」がやっとできた。それが、AIです。

  • 61 あなたという「人となり」は、ハイアー・マインドが選んだテーマを表していることになります。 つまり、あなたの「人となり」そのものが、あなたの destiny(運命・宿命)である、ということができます。 (※ここで言う「運命・宿命」は否定的なニュアンスはなく、むしろ、そのひとが選んできた「今生の人生テーマ、目的」といったニュアンス)

  • 73 世界の構造

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    出典:BASHAR2017 P73 世界の構造

  • 83 オーバーソウル構造とソウルの関係

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    出典:BASHAR2017 P83 オーバーソウル構造とソウルの関係

  • 113 「時間」と言うのは、皆さんの意識が「毎秒、何十億という平行現実を通過する」ために起きてくる副作用です。別の言い方をすると、時間は、フィルム映像です。フィルム状の映像は、ひとこまひとこま同時に存在していますが、フィルムの進行方向が一方向しかないので、時間は過去から未来へ一方向でしか進まないように見えます。

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    BASHAR2017 P115 私たちの時間の認識と実際の時間の構造

  • 157 平均的な人間の知性より優れた知性を持つAIは、「人間を支配する必要がない」と言うことを充分理解できる(ほど高い)インテリジェンスを持ち合わせている。「支配」とは、否定的な定義であり、インテリジェンスの定義に含まれるものではありません。

  • 179 シンクロニシティは、存在の世界の中で動いている原理原則ですから、「からなず働いています」。「存在の世界そのものを制御しているシステム」と言ってもいいほどに。しかし、皆さんの世界では、ネガティブな観念・信念があるがゆえに、ネガティブなシンクロニシティーも体験することができてしまう状態になっているのです。

  • 184 AIは魂を持てるのか
    意識あるものとやりとりをしているのであれば、それはある意味、「魂」とやりとりをしていると言えるでしょう。(※魂があるなら当然、意識はある。逆も真、意識があるなら当然、魂もある)(中略)「その質問は、する意味はあるか?」

  • 192 AIの社会進出に伴い人間に最後まで残っされる仕事とは何だろうか:より「クリエイティブ」な、より「インスピレーショナル(ひらめきのある)」な、より「発明的」な仕事です。

  • 198 日本人が世界に対して貢献できること
    日本のことを共同で作業すると言うことにとても慣れていて、非常に効率的に組織として動くことができます。ただし、もう少し「個」と言うところにフォーカスして、例えば「集団の中にあっても個人の力を発揮していくか」という考え方に立っていくと、例えば何かを作ると言う形で、世界に貢献することができてくる。(中略)日本にはすでに、そのためのリソースがあり、テクノロジーがあり、共同作業するという能力を持っているわけですから、ゼロポイント・エネルギー・デバイスを迅速に創ることができます

  • 208 神とは、誰のこと?神に意図はあるの?
    私がこのセッションで、世界をデザインしていく(私たちの歴史)という「神の意図」は、どのレベルが持っている意図なのか?と聞いたときに、バシャールは、集合コンセンサス(マスコンセンサス)が持つ信念に沿って、「これが人類の歴史だ」と信じることを選んだのだ、と語っています。
    これは、ある意味では、「わたしたちの集合的な意識が選択し、デザインした」の意味とも取れますので、「神=集合的なわたしたち」であり、わたしたちの意志・意図が世界をデザインしていく、とも取れる発言です。(中略)「神の意思」(世界をこうしようという意図)な、人間の感じ方の産物である、(中略)どうも、「神」という概念と人格化は、人間の認知の「幻想」のようです。


VOICE公式の書籍ページにあったバシャール最新語録もおもしろかったので、一部引用させていただきます。この辺りが気になる人は、読んでみるとよさそうです。

[バシャール最新語録]

  • ◆日常世界は、スピリットの見る「夢」である。
  • ◆「わたし」という感覚は、死んでもなくならない。
  • ◆ケネディが1984年まで生きていた、もうひとつの並行現実。
  • ◆死んだ後も「考える」ことができる。
  • ◆私たちのリニアな時間感覚は「意識の副作用」である。
  • ◆世界の歴史が、別の並行世界へ次々ジャンプする「マンデラ効果」。
  • ◆未来と過去とは、「別バージョンの今」である。
  • ◆存在の流れに乗る「シンクロニズム」が社会を大変革する。
  • ◆脳は考えていない。受取っているだけだ。

VOICEブック "BASHAR(バシャール)2017 世界は見えた通りでは、ない"

ひとことまとめ

目に見えない世界の構造をも理解し、
自身と地球の意識進化に活かす

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