量子力学をベースとした脳力開発を提唱する著者・村松 大輔氏が、最新の量子理論に基づいた成果の出る「思考法」と、行動に結びつける「習慣術」を説明する本。
1.書籍の紹介文
いままで、「引き寄せの法則」については精神世界ジャンル扱われることが多かったように思いますが、この本では完全に科学 / 量子力学の切り口で説明がされています。
愛や感謝が最強なのはきれいごとでもなんでもなく、すべてはゼロポイントフィールドと振動数で説明できる、という気づきがもたらされました。そして、人生をつくっているのは意識=メンタル=フォトンであるということ。これを読むとかなりモチベーションが上がるし、すぐ行動をしたくなります。科学的に説明されている部分も丁寧で、何度も読み返して振動数の重要性を再確認したくなります。
スピリチュアルに関してさまざまな切り口でいろいろな情報がありますが、それらが繋がって一度に腹落ちした感じがします。以下のようなことがいまいち腑に落ちなかった人には、すごくわかりやすく、気づきをもたらしてくれるんじゃないかなと考えます
- 思考が現実化する、願えば叶う
- 言霊
- 時間の概念がないとか、同時に存在するとか、過去も未来もない
- すべては振動とエネルギーだ
読んだ所感など
フォトンの説明を見ると、スピリチュアル系でわたしたちが「光の存在」と言われるのがわかるような気がする。理由は、私たちを構成している素粒子の中に光子(フォトン)があり、まぶしいと感じるのはフォトンが目に飛び込んでくるから。
さらに、ポジティブで振動数が高いほうがフォトンの粒の量も多いとするならば、振動数が高い高尚な魂の存在(アセンデッドマスターとか)が物資領域に現れたときに光って見えるというのが理にかなっている気がしました
祈りしてから仕事をすると「ゼロポイントフィールド側」とつながり、大きな力を得ている感覚があります。逆に、祈らずに仕事をすると「人間側」のマンパワーだけで仕事をしているような限界を感じるのです
↑ ハッピーちゃんがよく触れてる5%と95%の話も、これと同じなのかもと思ったり。人間が認識していて影響を及ぼせる範囲が「人間側」5%。宇宙のエネルギーや宇宙の計らいが「ゼロポイントフィールド側」95%。
ポジティブな光や愛のエネルギーの方が強く、1人から発振されれば何万人にも影響すると聞いたことがあります。たしかにこの本の説明を見れば、振動数・周波数が高い方が影響力があり、強いということがわかります。この世界の多くのひとの波動が高くなれば、指数関数的に同調しあって、この世界の波動も高まるのではと思えました。
自分の意識ひとつで、望むパラレルワールドに行ったり、愛と感謝に満ちた世界をつくっていけそうな気がしてきて希望が持てます。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)ってフォトンの存在や動き(他人の感情や意識、場の空気)に敏感な人なのかも?
2.【要約】15個の抜粋ポイント(書籍の引用)
量子と言うミクロの世界。これまで科学者たちが長年かけて解明してきた法則や理論が全く通用しなくなり、新の研究分野が生まれました。それが量子力学なのです
素粒子は、私たちも含め、すべての物体の素です。つまり「素粒子の性質や動き」(量子力学)を学べば、「この世の秘密」(根本の仕組み)がわかってくると言うわけです
この世の奇跡と言われるような不思議な現象に、素粒子の法則を当てはめると、見事に説明がついてしまうことが多い
ゼロポイントフィールド(=原子の中の空洞)はエネルギーの場で、そこからフォトンや電子、クオークなどの素粒子が生み出されてくる。つまり、ゼロポイントフィールドは素粒子の発生原因であり、すべての物質の源なのです
意識も感情も目には見えませんが、その正体はすべて「フォトン」だとされています。例えば、私たちが「うれしい!」と思うと、全身をつくっているモワモワの雲の中で「うれしいフォトン」が飛び交います。(中略)同時に、そのフォトンは周囲にも飛び出していきます
フォトンは光の粒なので、そのまま物質になるわけではないのですが、電子の状態を変えていきます。電子はあちこちで同時に存在したりする不確かな存在でしたね。でも、意識をすると、フォトン(光の粒)がそこに照射された状態になります。すると、不確かだった電子が確かな存在になるのです。つまり物質化をするわけです。フォトンの粒が多いほど物質化は進んでいきます
私たちは一人一人、別々の人間のように見ている。しかし本当はすべてに広がった「ゼロポイントフィールド」から、「今、ここ」に区切った部分があなたなのだ。私たちは、自分の思考や感情は自分の頭から出たものと思っているが、それは思い込みである。本当は「ゼロポイントフィールド」から受け取ったものだ。私たちは一見すると個体であるために、自分が独立した存在だと思い込んでしまっているのである(一部要約)
周波数帯を変えると、今も未来も過去も変わる
パラレルワールドの世界を移っていくのは簡単です。「意識」を変えるだけです。
ゼロポイントフィールドに、思考のエネルギーである「フォトン」をぶつけると、素粒子が生まれるのです。そして素粒子は物質化していきます。これが「この世」の仕組みだと考えられています
開花のさせ方
- 自分を喜ばす
- 自分を封印しない
- 自分を応援する
- 自分を引き出す
- 夢中になっていることにすべてのフォトンを集中させる
意識の状態によって振動数は変わる
- 【高い振動数の意識】没頭する、集中する、ワクワク、喜び、自らの意思でやる、元気
- 【最高の振動数の意識】愛、感謝
植物はしっかりと意識(フォトン)を出してくれます。あなたのフォトンと共振して振動数を高めてくれますし、あなたの意識を「ゼロポイントフィールド」とつながりやすくしてくれるのです
「最高の結果を出せる状態」の秘訣は3つ
- ❶ メンタルを整える ※メンタルがすべての結果をつくっている
- ❷ 空間の振動数を高める
- ❸ 時間密度を高める
地球上にはたくさんの悲惨な状況がありますが、皆さんには「愛、感謝、平和、調和」へと意識を向けてほしいと願っています。ひとりひとりが「愛・感謝Hz」の波を飛ばす事は、それが広がり、地球の振動数を「愛・感謝」にすることでもあるのです
3.【実践】3個の行動ポイント
- 波動が高まる意識になる(愛、感謝)
- 集中することの重要性を理解し、環境を整える
- メンタル(意識)で人生は決まる。まずは自己否定をやめ、自分を認める
4. ひとことまとめ
自分のメンタル=意識=フォトンで、人生は決まる
5. この書籍の情報
- 【書籍名】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術
- 【著者名】村松 大輔
- 【出版社】サンマーク出版
- 【出版日】2021/04/13
- 【ページ数】190ページ
- 【目 次】
- はじめに
- 第1章 15分でわかる「量子力学」の不思議な世界
- 第2章 ゼロポイントフィールドとつながる方法
- 第3章 振動数を上げると思いが現実化する
- 第4章 時間の流れを加速させて成果を上げる習慣
- 第5章 「空間」を味方にする習慣
- 第6章 量子力学的メンタルの習慣
- おわりに
- 【オススメ度】★★★★★ 手元において読み返したい