体の不調から、感情や精神に何が起きているのか知ることができる本。
1.書籍の紹介文
これはスピリチュアルな「読む救急箱」です。
辞書のようになっていて、病名ごとに項目があります。その病名ごとに、それぞれ「肉体的なレベル」「感情的なレベル」「精神的なレベル」「スピリチュアルなレベル」とわけて解説されています。
自分自身や、周りの大切な人が体の不調を訴えているときに、辞書のように引いて原因について探るのに使いたいと思いました。
病はエネルギーブロックであることを考えると、病気にならないようにするために、心の傷を癒すことが大切のように思えます。
同じ著者の五つの傷―心の痛みをとりのぞき本当の自分になるために(リズ・ブルボー 著)という本を合わせて読むと、よりいっそう心の傷について理解が深まるので、おすすめします。
自分に当てはまる章を読んでみると、自覚しているところがあるからとても面白いです。
とくに月経のトラブルは図星です。文章が指摘している通り、精神的な部分を解放していくことによって状況が改善するのだと考えると、とても希望が持てます。物質的な体の不調をむやみに怖がることをしなくてよいのだという安心感を得られます。本質的な解決方法を得ることができてとても安心しています。
- どんな人が読んだらいいか
- 自分自身の心の痛み、インナーチャイルドと向き合い、癒したいと思い始めた人
- 身体に起きている不調の原因を知りたい人
- 自分自身のニーズを感じ取ってみたい人
2.【要約】15個の抜粋ポイント(書籍の引用)
心身医学とは、心(=魂)と体の両面から病気に取り組みむ医学です。すでに現在西洋医学においてさえ、病気のうち75%は心身医学的なものである、とされています
病気や不調が現れるのは、私たちが自分のためにならない考え方をしていることを、体が私たちに教えようとしているから
私たちの不調や病気は私たちがエゴに完全に支配されているために起こる。エゴは病気にの本当の原因である自分の〈思い込み〉にあなたが気づくことを、極度に恐れている
自分を愛すると言うのは、自分に対して、さまざまな経験をするのを許すと言うことを、他者を愛するのを許すと言うこと、さらに、他者に対して、さまざまな経験をするのを許すと言うことなのです
(※以下、450項目ある中から私が気になったものをピックアップ)
胃のトラブル
- 胃からのメッセージ:他の人たちの考えに抵抗し、全てをコントロールしようとするのはやめてください。他の人たちや状況を変えることができないから自分が無力なのだ、と考えるのをやめて
うつ病
- うつ病になる人は精神的なプレッシャー(特に愛情面でのプレッシャー)から逃れようとしていると考えられます
- うつ病になりやすい人たちは、異性の親とのあいだで解決すべきかと思っているということがわかりました
月経のトラブル
- 自分の女性性を受け入れていない、女性としての役割をできれば避けたいと思っている
頭痛
- 頭痛はその人の存在のあり方と直接関係している
- からだからのメッセージ:本当の自分を取り戻す必要があります。他の人たちの願望に自分を合わせる必要はまったくありません
肥満症
- 主な原因はいくつかありますが、どの場合でも共通しているのは、その人が幼い時に侮辱を受けて恥の感覚を持ったことがあると言うことです
- 体重を増やすと言うのは、相手の過大な要求から身を守ることなのです。
燃え尽き症候群
- 自分の存在それ自体に価値があると言うことが信じられないため、何かをすることをとおして自分の価値を証明しようとする
- できるだけ早く、自分が存在するだけで価値がある、ということに気づく必要があります
- あなたの職場の人たちが、あなたの同性の親の役割を果たすようになり、あなたは高い成果をあげることによって彼らから愛されようとしたのです。どうか、あなたはこれから決して無理をせず、自分にできる範囲で仕事をしてください。そして上司に絶対自分の印象付けなければならないと思い込むのではなく、上司が本当は自分に何を求めているのかを把握するようにするのです。
癒しが起こるためには、あなたは自分を許さなければならない。自分を許すことによって、はじめて、あなたは自分を愛することができるようになります
3.【実践】3個の行動ポイント
- 自分の不調に該当する項目をよく読み、関心を持った場所を心に刻む
- その後に、本書の〈とても大切な質問〉のワークをやる
- 自分自身を許す
4. ひとことまとめ
病気や不調は、からだから送られたメッセージ