生かすノート

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【書評】アルクトゥルス人より地球人へ ― 天の川銀河を守る高次元存在たちからのメッセージ(トム・ケニオン / ジュディ・シオン)

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アルクトゥルス人より地球人へ ― 天の川銀河を守る高次元存在たちからのメッセージ(トム・ケニオン / ジュディ・シオン)

トム・ケニオン氏がアルクトゥルス人と出会い、宇宙船に招待されてから、数ヶ月に及ぶアルクトゥルス人とのチャネリング・セッションの記録。地球や人間の起源について詳細に説明されています。

この本の内容

人類創造の物語を語る8名のアルクトゥルス人によるアンソロジー

アルクトゥルスの人たちのインタビューみたいな感じの本です。この宇宙がどんな宇宙になっていて、彼らのような高次元存在たちがどういうふうに地球や銀河を守ってくれているのか。人類はどういう経緯で誕生したのか。
これらについて詳しく書いてあります。個人的には、科学技官のエクタラに憧れました。

ほんとうにすごい本です。
初めてスライヴ観たくらいの知らない情報だらけで本当にわくわくします

これを読むと、時間も空間もぐいーんと拡張されてメタ視点になり、気持ちが自由になります。ちょっと元気ないときに読むと、なんでこんなことでくよくよしてたんだろうと思えるし、他人とエネルギーで話せる気すらしてきます。

「思考が創造を始める」のだということが、「熱すると鉄の体積が膨張します」くらいのいかにも普通の感じで、普通に書いてあるのが驚きでした。やはりそうなんですね。異星人がいますとか、地球の電磁的知性体がいますとか、当然のように言っていて。なんなんだ人間ってという気持ち… 唖然としながら、でも心が豊かで安心する気持ちに包まれました。

あと、訳がとても読みやすいので、難しい内容でもするすると入ってきます。

知的消化不良にならないための「架空の箱」

トム・ケニオン氏 は自身を ”客観的事実を重んじる人間” と言っていて、そんな自分がこのようなチャネリングによるメッセージの書物を書いていることが "おかしな気分" だそう。

そこで、彼は「架空の箱」という考え方をわたしたちに提案してくれます。

「架空の箱」は、事実とみなすにはあまりにも荒唐無稽だとか胡散臭いと思われる物事を区別し、一旦棚上げしておくための思考の装置で、やすやすと鵜呑みにしたり、物事をよく咀嚼せずに飲み込んでしまうと知的消化不良になってしまうので、納得できないことは一旦その箱に入れておいて、あとで自分の理性、自分自身の経験、自分の価値観といったふるいにかけて吟味するために使ってほしい、とのこと。

個人的にはこの考え方がとても役に立つと思いました。この本を読むときだけでなく、スピリチュアルや精神世界の話を聞くときは、鵜呑みにしすぎるのも疑いすぎるのもよくありません。なので、新しい情報に踏み入れる際は、この「架空の箱」というイメージを携えるのが良さそうです。

さらに、スピリチュアルや精神世界だけに限らず、普段使いでも役に立ちそうだと思っていて。日常生活での他者との会話に対してもそうだし、権力者やマスコミのニュースを目にするときも、この架空の箱に一旦入れようと思いました。


さて、もう一点、

ジュディ・シオン氏この言及

私は宗教に疑問を抱いて育ちました。子供の時文から、明らかに理にかなっていないと感じられたのです。その概念自体が不条理であるばかりでなく、思考の自由、知性、理論や理性を軽んじているからです。(P38 はじめに)

嘘によって自分を小さな存在だと信じて貶めている。宗教によって塗り固められた嘘をきれいに洗い流す必要がある。

に強く共感しました。私も幼少期からこの社会のシステムに疑問があり、適応に苦労したので。


知性が奪われ、自身の生命を軽視するように仕向けられていると言う現代の人間たちは、アヌンナキの策略を踏襲している。(P115)

これを聞くと、命に関わるまで働くこと、自分を大切にしないこと、社会的なスキルや見た目だけで優劣をジャッジされること、恐怖でコントロールされていることが、なんだか小さいことに思えてきませんか?

もっと宇宙の広い視点があり、人間は自由なのです。

ひとことまとめ

地球人のDNAは、無数の超銀河文明から来ている

この書籍の情報

  • 【書籍名】アルクトゥルス人より地球人へ ― 天の川銀河を守る高次元存在たちからのメッセージ
  • 【著者名】著: トム・ケニオン / ジュディ・シオン, 訳: 紫上はとる
  • 【出版社】ナチュラルスピリット
  • 【出版日】2016/11/18
  • 【ページ数】248ページ
  • 【目 次】
    • 序文 アルクトゥルス人との出会い トム・ケニオン
    • はじめに ジュディ・シオン
    • 愛しきアルクトゥルスの友人たち 集合意識ハトホル
    • 1. サナート・クマラ 宇宙船司令官 その1
    • 2. エクタラ アルクトゥルスの科学技官
    • 3. エナンドラ アルクトゥルス文明のアカシック図書館司書
    • 4. マグダラのマリア
    • 5. イェシュア・ベン・ヨセフ
    • 6. アジュロン アルクトゥルスの元医師
    • 7. イスー アルクトゥルスの瞑想マスター その1
    • 8. イスー アルクトゥルスの瞑想マスター その2
    • 9. フレフィオス アルクトゥルスの戦士
      1. サナート・クマラ 宇宙船司令官 その2
  • オススメ度】★★★★★ 手元において、何度も読み返したい